1.なぜ霽風寮に住んだのか
とにかく金が惜しかったから。以上です笑。
私は大学院入学を決意したときに、親から「奨学金が得られないなら金は出さない」と公言されたこともあって、バイトをせずに固定費を最低限におさえ、2年間貯金生活をすることを計画していました。
もっとも、何とか奨学金を獲得できたので、毎月少額の仕送りを受けることができていますが、仕送りから家賃・光熱費・食費等々を支払うと、その月で使えるお金は微々たるものになってしまうんですよね。(固定費ってのものは本当に恐ろしい…。)
そこで、最大の支出である家賃を削減するために、学生寮に住むことを決意しました。
以下、霽風寮の施設ざっと紹介した上で、住んで良かったことと、悪かったことをそれぞれ紹介していきます!
2.寮内紹介
引っ越し当初の私の部屋です。
物がないと結構広く感じますね。
捕食室(炊事室)です。
汚いと思われるかもしれませんが、シンクやコンロ上は私がわりと綺麗に清掃しているので、それなりに綺麗です。
お湯もでますし、大きな冷蔵庫があるので、食品保存も困りません。
廊下はこんな感じで、両側に部屋があります。
特筆することはないですが、寮生は自分の部屋付近にラック等を置いて、靴や食器類を保管していますね。
私も調味料やタッパーを置くためにわりと大き目なラックを置いています。
洗面所です。
給湯器、石鹸が設置されており、普段の身支度に重宝します。
これは最初びっくりしたんですが、一階の1箇所を除いて全て大便は和式トイレなんですよね。
小便器は別にあるので、毎回うんこ座りする必要はないですが、ウォシュレットがないのは正直不満です笑。
特に、腹を下しているときにペーパー対処一択なのはキツいものがありました。
向かって右側へ進むと、以文寮と日就寮になります。霽風寮は3寮の北側に位置している感じです。
前方に見える駐輪スペースに私はバイクを停めていますが、写真のように、原付は無秩序で停められていることが多いです。
駐車スペースは広々としているので、正直困ることはないですね。
スペースは広々としているので、正直困ることはないですね。
3.住んで良かったこと
寮費がクソ安い
何よりもこれが最大の利点であり、霽風寮に住んで良かったと思える点です。
4月~8月までの寮費の平均額は1.2万円程度でした。寮費には、光熱費やネット代も含まれているので、総合的にみると、超絶格安であることがわかると思います。
私は新潟にいたとき、月々3.5万円の物件に住んでいました。3万円台もかなり安い方ですが、年間にすると36万円+光熱費等々で、優に40~50万程度に達すると思います。家賃が3万円を超えるとどうなるかは想像するだけでおそろしいですね…。
大学が近い
「近い」といっても、これは交通手段如何によって大きく変わります。
私は愛車があるので、片平キャンパスまでは通常約6~10分程度で通学することが可能です。朝の通勤ラッシュ時間でも、遅くとも15分あれば到着する距離にあります。
また、バスを使用した場合でも、片道190円かつ20分程度で通学可能です。
ただ、後述の通り、徒歩ですと地獄のような山道を上り下りすることになるので、原付やバス通学を考えない場合にはこの点がネックとならざるを得ないでしょう。
寂しくならない
寮内には、年齢や学部に関わらず、様々な方が入寮されているので、顔見知りの方と料理中に会話したり、集会室で集まったり、普通にご飯に行ったりと、大学では出会えない方々と交友関係を深めることができます。
私も一人暮らしだったので経験あるんですが、良くも悪くも常に自分ひとりですので、ふとしたときに孤独感というか、寂しいと感じることがないですか?笑
これは、東京で一人暮らしをしている友人が口を揃えて言っていることでもあって、「寂しい」と感じることが増えると、結構メンタルにくるんですよね。
この点、寮ですと、常に寮内には誰かしらいるので、不思議と「寂しい」と感じないんですよね笑。例えるなら、実家で自分の部屋にいるけど、誰かしら家にはいるから一人ではないという感覚でしょうか。
周辺環境が穏やかで、寮内が広い
霽風寮は、外観こそ廃墟感半端ないですが、八木山という都会の喧騒から離れた緑豊かな場所に立地しており、周辺は住宅、空き地、森林という閑静さの代名詞のようなものに囲まれています。
特に、入寮当初は、朝方鳥のさえずりで目がさめることがあって、「なんて優雅な朝なんだ」と関心したほどです笑。
また、寮は2階建てで、集会室、筋トレルーム(有料)、屋上が利用できますので、私自身朝は屋上でストレッチや筋トレしたりと、のびのびと生活しています。
風呂が銭湯並みにでかい
私が初めて寮風呂を見た時、「え、銭湯やん」って言ってしまったほどには立派な風呂が2つあり、シャワーも複数あって、浴室面では困らないと思います。
ただ、建設から相当な期間が経過しているので、壁やタイルはそれなりに汚れ、破損があり、正直美しさは全くないですね笑。
個人的にはジブリ感?といいますか、そうした年季の入った感じが好きなんで、潔癖症でない限り満足いくものだと思います。
2.住んで悪かったこと
何せアクセスが悪い
これは私が寮生活を始めて改めて実感したことですが、寮が八木山の山頂付近に位置しているので、どこへ行くにも坂を上り下りする必要があり、さらにその傾斜も半端ないんですよね笑。
バスや車を使えば何ら問題はないんですが、やはり徒歩となるとかなりキツく、仙台駅方面に出る場合は自動車の3倍程の時間を要することが殆どですので、時間もかかります。
クーラーがない
この点を問題視して退寮する人がいる程、この猛暑の中クーラーなし生活は危険があります。
私は夏前にそれを想定して「スポットクーラー」なる窓側に後付けするタイプのクーラー(3万円)を買って何とか猛暑期を過ごしたんですが、さすがに扇風機だけでは無理な暑さが続きましたんで、暑さに弱い人はかなり厳しいと思います。
それに、スポットクーラーを使って思ったんですが、これがめちゃくちゃうるさい。
扇風機がうるさいというレベルではなく、重低音かつ強大な送風音が響くため、ノイズキャンセリングイヤホンを買ったほどです。従って、スポットクーラーで万事解決というわけでもなく、やはりそれ相応の擬制があることを覚悟する必要があります。
冬はガスヒーターが部屋ごとに常設されているので問題ないので、夏が勝負所ですかね。
当番や寮生会が毎月ある
面倒くさい人には向かない最大の要素として、毎月当番制の清掃があります。
私は捕食室(炊事室)と洗濯室の清掃担当なので、トイレ清掃はやりませんが、人によっては他人が使用した器具や汚れを清掃することが苦手な人もいると思いますので、この点も問題になるかと思います。
私は掃除して綺麗にすることがわりと好きなので、全く苦痛ではないですね。それに、自分の前の当番の人がさぼると、その分の給与が次の担当者に入る仕組みとなっているので、意外なところで不労所得があったりして面白いです笑。
隣人トラブル、清潔度の相違がある
私が入寮した当初、もっとも頭を悩ませたのが隣人トラブルです。
「トラブル」というほどのものでもないですが、早朝、深夜に大声で歌ったり、笑う声をだす人が運悪く隣に住んでいたので、やむなく部屋を移ることしたという経験がありました。
隣人にどんな人が住んでいるかは、寮に限らず重大な問題ですが、やはり睡眠時間等の生活リズムに影響がある場合には相当なダメージとなるので、
あとは、寮生ごとに寮内の器具、部屋の使い方に差があることですかね。
男は基本的に汚い生き物なので、捕食室やトイレは時々「これそのままにすんの?」ってものがそのままになっていたりして、自分の清潔レベルと他者の清潔レベルの差に驚くことが多々あります。この辺の受け入れ方は、その人の潔癖性具合によると思いますが、私は相当な汚物が残されていない限り苦痛に感じないので、自分から清掃を積極的に行って、清掃強化を呼びかけていますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
寮に住むと聞くと、「なんだか安いだけで良いところあるの?」と思いがちですが、個人的には霽風寮に住んで本当に良かったですし、この寮大好きです笑。
いつでも寮内の内見は可能ですし、百聞は一見に如かずですので、是非興味がある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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